OSSの持続可能性と"AI slop"
2025年-2026年ぐらい、LLMベースのchatbotとかcoding agentの性能が上がった結果、しょぼい・勘違いissueとかPRが大量に立って困る問題が発生してる(らしい)。これを"AI slop"に帰属させる論調があるけど、あんまり建設的とは思えない。
思うこと: 「低品質contribution問題」は昔からあったけどごまかされていた
ショボいコード、プロジェクトの方針を理解してない・同意する気が無い"contribution"は人間でもよくある
ただ、「話せば分かるはず」とか「コミュニティ全体の教育になる」というような大義名分で許されてたにすぎない
「市民による議論と合意」みたいな民主主義的なイデオロギーもあるだろう
それに「善意の他人」の能力とかコード品質を「評価」するのはすごく角が立つからさらにごまかすインセンティブが強かったはず
観点1: 「学ぶ能力」の有無
「学ぶ能力のあるAI」(それはAGIかもしれないね)があれば解決するよね、と期待してるだけで今できることはない
人間にも「学ぶ能力」の高低はあるが、これは個別PRの品質とかよりはるかに角がたつ話題だし評価もムズい
観点2: contributor側コストの変化
人間がやるアクションは一定のコストがかかってるはずという前提がある
そして、文章とかコードにどのぐらい手間かけてるかはわりと見たら分かる
「そこまでコストかけてまで言うなら話を聞いてやろう」というのが成立する
これのいいところは、contributorの真の意図を考える必要が無くて、利害の一致だけから協力を築けること
コストが安く or かかったコストを読み取れなくなると、↑のゲーム理論的協力ができなくなる
観点3: 有名になった領域にはゼロサムゲームで得しようと(=他人から簒奪しようと)する人が湧いてくる
これは不可避
「セキュリティエンジニアとしての実績が欲しいからどうでもいい脆弱性を見つけまくる人・会社」とかもこの一種かも
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思いつき0: 「信頼できる存在・人間」以外を追い出せば良い
https://github.com/mitchellh/vouch とかのアプローチ
思いつき1: issueとかPRを建てるのを課金制にすればいいのでは?
これらはmaintainerのコストがかかるもの
最低でも「読んで判断する分」のコストは前払いしてもらわないと困る
「思いつき0」はそのコストを金じゃ無くて社会的信用残高で支払ってると見なせる
収益をmaintainerに配分すれば良い
これAI関係なくOSS自体の持続モデルとして結構良いんでは? (どうだろうね)